あだちくみひもかん
安達くみひも館
- 見どころ
- 一般的な丸台をはじめ、唐組台、観世撚台、手巻台、三角台、坪組台、高台などさまざまな組台がある
京くみひもの匠の技と新たな芸術性を歴史とともに堪能
色鮮やかなくみひもは、奈良時代に中国大陸や朝鮮半島からもたらされ、平安時代から幾多の試練を受けつつ芸術品レベルに発展。京都の優雅な伝統工芸のひとつである。着物の帯締めや能面、刀の装具、陶芸作品を入れる箱の紐など、さまざまな用途に使われてきた。現在では、携帯ストラップやブレスレットなど、身近な小物にも利用されている。この資料館では、法隆寺の仏具の紐や正倉院条紐の復元品など珍しいもの、明治〜昭和の着物の帯締めなどさまざまな時代のくみひも、そして、くみひもを制作する組台、文献など、歴史や文化を広く伝える資料を展示している。くみひも職人で唯一人間国宝に選ばれた十三世・深見重助氏による「平家納経之緒」(厳島神社奉納)の見本も展示。予約をすれば、先生から手順を教わりながらくみひも制作体験もできる。
くみひもは着物の○○として用いられる
住所 | 上京区出水通烏丸西入ル中出水町390 |
---|---|
電話番号 | 075-432-4113 |
FAX | 075-432-0077 |
URL | http://www.adachikumihimokan.com |
時間 | 9:00〜16:00 |
休館日 | 不定休・年末年始 |
料金 | 一般500円・小〜中学生300円(くみひも体験は別途・要予約) |
交通 | 地下鉄烏丸線 丸太町駅2番出口から徒歩約7分/市バス 烏丸下長者町から徒歩約2分 |
周辺施設
角屋もてなしの文化美術館
江戸文化のもてなしと宴の舞台
細辻伊兵衛美術館
手拭デザインに見る老舗の心意気
島津製作所 創業記念資料館
京の近代化を支えた科学技術の歴史
東寺宝物館
空海以来の密教美術にふれる