ほそつじいへえびじゅつかん
細辻伊兵衛美術館
- 見どころ
- 1932(昭和7)年作『私は昔「桃太郎」と云われてました』。永楽屋のロゴマークでもある
手拭デザインに見る老舗の心意気
1615(元和元)年創業の綿布商で、明治〜昭和にかけて数多くの手拭を日本の生活に送り続けてきた。特に昭和初期の頃、十世・細辻伊兵衛が起こした「百いろ会」は、年間100柄以上の手拭を作って職人の技や柄の素晴らしさを競い、全国の愛好家たちをうならせてきたという。本店2階にあるギャラリーでは、その当時のオリジナル約60種類を展示している。額やついたてなどに収められた手拭は、どれも技術の高さはさることながら、美的センスやユーモアに優れ、眺めているだけでも楽しくなるものばかり。現代においても非常に斬新さが感じられ、日本の文化に浸透した手拭でありながら、伝統を守りつつ常に革新を目指してきた老舗の気概と粋が感じられるようである。1階のショップでは、復刻版をはじめ300種以上の手拭を販売している。



住所 | 中京区室町通三条上ル役行者町368 |
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電話番号 | 075-256-0077 |
FAX | 075-256-7885 |
URL | https://hosotsuji-ihee-museum.com/ |
時間 | 10:00~19:00(入館は18:30まで) |
休館日 | 無休 |
料金 | 一般1,000円(手ぬぐいチケット付き)・大高中生900円(要学生証提示)・小学生以下300円(手ぬぐい無し) |
交通 | 地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅4-1番出口から徒歩約3分/市バス 新町御池から徒歩約3分 |
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