たけのしりょうかん(きょうとしらくさいちくりんこうえん)
竹の資料館(京都市洛西竹林公園)
- 見どころ
- 建築素材としての美しさを持つ京銘竹は、種類豊富で模様や形が個性的なものが多い
竹を文化と生態の両面から見る
今では洛西ニュータウンが広がる西山丘陵は、その昔ほとんどが竹林で覆われていた。竹林の伐採に伴い竹と深くかかわってきた地域の歴史が失われてしまうと懸念されたことなどから、約5000㎡の広大な竹林公園が建設され、竹のすべてがわかる博物館が設立された。床から天井まで壁一面を埋めるように並ぶ「京銘竹」とは、京都の伝統技術で作られ、建築や装飾品などに用いられる竹材のこと。図面角竹・白竹・ゴマ竹・亀甲竹などがある。フィラメントにマダケを使った「エジソン電球の復元模型」展示や、18枚のパネルで竹の素顔・特徴・使われ方などがわかりやすく説明してあるほか、珍しい竹の種や、竹の排水溝なども展示されている。京銘竹や竹工芸品を用いて建てられた茶室「竹風軒」では、茶会が催されることもある。生態園は回遊式庭園となっており、110種類もの竹・笹が集められ、竹林美観賞と生態観察ができる。

資料館外観

園内小径

展示室
記帳台に置かれた竹製ペン立ての竹の種類は何か。
住所 | 西京区大枝北福西町2丁目300-3 |
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電話番号 | 075-331-3821 |
FAX | 075-331-3821 |
URL | https://chikurin-park.com/ |
時間 | 9:00〜17:00(入園は16:00まで) |
休館日 | 水曜・12/29〜1/3 |
料金 | 無料 |
交通 | 市バス 南福西町から徒歩約5分 |
駐車場 | あり(有料)※台数に限りがあるので公共交通機関をご利用ください |
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