のむらびじゅつかん
野村美術館
- 見どころ
- 自身で茶を点て能を舞ったというほど、茶の湯・能楽を深く愛した人の見事なコレクション
近代随一の数寄者が愛した名品
野村證券、旧大和銀行など金融財閥を一代で築き上げた二代目野村徳七が生涯にわたって収集したコレクションを約1700点所蔵。春・秋の年2回、テーマを変えて企画展示している。徳七氏は「得庵」と号してさまざまな趣味に親しみ、近代を代表する数寄者でもあった。「茶の湯」と「能楽」に深く傾倒していたこともあり、茶道具・能面・能装束を中心に収集していた。また、雪村周継筆「風濤図」、千利休の書「妙一字」や本阿弥光悦筆・俵屋宗達下絵の和歌巻などの絵画・書・工芸品や貴重な作品もあり、重要文化財、重要美術品など、指定美術品も含まれている。南禅寺北門のすぐ近くに位置し、周囲には古くから別荘が立ち並んでいる。春の桜・秋の紅葉ともに名所で風光明媚な場所。館内に設けられた立礼席では、季節の生菓子と薄茶を楽しみ、ゆっくりと過ごすことができる。

佐竹本三十六歌仙 紀友則(重要文化財)

能面 早苗尉(重要美術品)

練上志野茶碗 銘猛虎
住所 | 左京区南禅寺下河原町61 |
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電話番号 | 075-751-0374 |
FAX | 075-751-0586 |
URL | https://www.nomura-museum.or.jp |
時間 | 3月上旬〜6月上旬・9月上旬〜12月上旬のみ開館 10:00〜16:30(入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日) |
料金 | 一般800円・高〜大学生300円/立礼席700円(5名以上は要予約) |
交通 | 地下鉄東西線 蹴上駅1番出口から徒歩約10分/市バス 南禅寺・永観堂道から徒歩約5分 |
駐車場 | あり(無料) |
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