たけだやくひんこうぎょうきょうとやくようしょくぶつえん
武田薬品工業・京都薬用植物園
- 見どころ
- 広大な敷地で薬用植物中心に約2900種を栽培
生物多様性の保全と栽培技術の継承めざす
古刹・曼殊院を囲むように京都薬用植物園の約9万4千㎡という広大な敷地が広がる。世界各地から集めた薬効ある植物約1900種を中心に242種の絶滅危惧種を含め約2900種もの植物を栽培する。標本は、牧野富太郎や南方熊楠らが作製した腊葉(さくよう)(押し葉)を含む約4万点に生薬約5千点を保有する。第一次世界大戦後、薬品国産化の必要性が生じたことから基礎研究・生産施設として1933(昭和8)年に開設した。薬用植物園としては国内初の博物館相当施設に指定され、2024年1月31日には登録博物館に登録された。生物多様性の保全、薬用植物の栽培研究と技術の継承、京都市や企業と連携して教育・研修支援活動に力を入れている。寺社門外不出のツバキなど約500品種を育てているツバキ園、野口孫市設計のレトロな洋館(展示棟)、関西で初めて開花させた世界最大級の花・ショクダイオオコンニャクの標本も見逃せない。
広大な京都薬用植物園
野口孫市設計の展示棟
ショクダイオオコンニャク
住所 | 京都市左京区一乗寺竹ノ内町11 |
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電話番号 | 075-781-6111 |
FAX | 075-781-6115 |
URL | https://www.takeda.co.jp/kyoto/ |
時間 | 3月から12月まで月3回開催する研修会(要予約)当日の午前・午後の2回 |
休館日 | 研修会開催日以外。通常の公開はなし |
料金 | 研修会無料 |
交通 | 地下鉄烏丸線国際会館駅からタクシー13分/叡山電車修学院駅から徒歩20分 |
駐車場 | なし |
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