じゃっこういん ほうちしょうでん(ほうもつでん)
寂光院 鳳智松殿(宝物殿)
- 見どころ
- 木造小地蔵菩薩など、旧本尊・地蔵菩薩立像(重文)の像内納入品の一部も展示されている
建礼門院が過ごした平家物語の世界
寂光院は平安京以前、594(推古2)年に聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために創建したと伝わる。寂光院は平家物語ゆかりの寺として有名で、平安末期の源平戦乱の末、出家した建礼門院徳子(平清盛の娘で安徳天皇の母)が隠棲し、夫である高倉天皇とわが子・安徳天皇、そして平家一門の菩提を弔う日々を過ごした。1186(文治2)年に後白河法皇が建礼門院を訪ねた「大原御幸」が、『平家物語』の最終巻である「潅頂の巻」に描かれている。2000(平成12)年の火災で本堂が焼失し、1986(昭和61)年に重要文化財に指定された当時の本尊(旧本尊)も大きく焼損した。像内納入品が無事であったことなどから、焼損後も重要文化財の指定を継続しており、現在は期間限定で公開されている。鳳智松殿は、本堂の復興を記念して2006(平成18)年に建立された。旧本尊の像内納入品の一部のほか、平家物語写本、大原御幸絵巻などが展示されている。
旧本尊の像内に納入されていた古銭は何枚?
住所 | 左京区大原草生町676 |
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電話番号 | 075-744-3341 |
FAX | 075-744-2100 |
URL | http://www.jakkoin.jp/houmotsuden.html |
時間 | 9:00〜17:00(12〜2月は16:30 まで・正月三が日10:00〜16:00) |
休館日 | 無休 |
料金 | 拝観料 一般600円・中学生350円・小学生100円 |
交通 | 京都バス 大原から徒歩約15分 |
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