ふるたおりべびじゅつかん
古田織部美術館
- 見どころ
- 織部好みの茶道具に加え、直筆の書、織部と関係のあった武将・茶人の遺物なども展示
「織部好み」至高の美を内外に発信
古田織部、名は重然。「利休七哲」の一人で、信長、秀吉に仕え、徳川将軍家の茶の湯指南を務めるなど、利休亡き後「天下一」と称された武将茶人である。「へうげもの(ひょうきんなもの)」と表現された美濃焼茶碗をはじめ、大胆で、前衛的な造形、文様で知られる。織部の独創的な美意識に魅せられた宮下玄覇館長が、長年にわたって収集した茶道具・焼物など約500点を所蔵。織部の400年忌にあたる2014(平成26)年に開館した。唐津、美濃(志野・織部)、備前、伊賀などで好みの焼き物が焼かれたほか、茶道具の製作、建築、作庭などでも才能を発揮、「織部好み」として一世を風靡した。その「至高の美」を国内外に発信すべく、年2回の企画展で、所蔵品を中心に紹介している。入り口横には、織部灯篭や復元した団子つくばいが据えられた坪庭もあり、織部の世界に触れることができる。


黒織部六波文茶碗
1599(慶長4)年の茶会で、古田織部が用いたゆがんだ茶碗を見て、博多の豪商・神屋宗湛が発した言葉とは?
住所 | 北区上賀茂桜井町107-2 地下1階 |
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電話番号 | 075-707-1800 |
FAX | 075-707-1801 |
URL | http://www.furutaoribe-museum.com |
時間 | 9:30〜17:00(入館は16:40まで) |
休館日 | 月曜(祝休日の場合は翌日休館)年末年始・展期替え期間中 |
料金 | 一般500円・高~大学生400円・小~中学生300円 |
交通 | 地下鉄烏丸線 北山駅4番出口から徒歩約3分/市バス、京都バス 植物園北門前から徒歩約3分 |
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