はくぶつかんさがのにんぎょうのいえ
博物館さがの人形の家
- 見どころ
- 絶品といわれる清水の手ひねり人形など、京都で作られた約4000点が登録有形民俗文化財
江戸〜昭和初期の古人形専門博物館
20万点前後の人形を所蔵。白い肌の優美さの中に稚児の愛らしさが漂う「御所人形」は古都京都を代表する人形。賀茂神社の雑掌(種々の雑務を扱った人)による3cmほどのかわいい「加茂人形」は、木の根っ子などを利用して木目込み方式で作られている。また、木彫りに金彩を用い、独特の技法で絢爛美麗なことから人形の王様といわれる「嵯峨人形」は、初期のものは憂いを含んだ雰囲気で心を打つ。そしてロボットのルーツという「座敷からくり人形」は、研究員の説明と実演によって、からくりの仕組みを知るとともに、科学の原点にふれる楽しさが感じられる。そのほか「伏見人形」を原点とする各地の郷土人形も所蔵。2月中旬〜4月初旬までは、毎年「雛展」が開催され、公家雛、武士や一般庶民が好んだ雛人形と雛道具が展示される。

盃運びからくり人形

小鍛冶

西行法師が岩に腰を下ろして風呂敷包みを背負う伏見人形の「富士見西行」。これは何のまじないに用いられたものか。
住所 | 右京区嵯峨鳥居本仏餉田町12 |
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電話番号 | 075-882-1421 |
FAX | 075-882-1421 |
URL | http://www.sagano.or.jp/ |
時間 | 2月中旬〜5月末・9月中旬〜12月上旬のみ開館 10:00〜17:00 |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日)・夏季(6月上旬〜9月中旬)・冬季(12月中旬〜2月中旬) |
料金 | 一般1,000円・中〜高校生900円・小学生500円 |
交通 | 市バス、京都バス 嵯峨釈迦堂前から徒歩約10分/京都バス 護法堂弁天前から徒歩約5分 |
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