西エリア
ようめいぶんこ

陽明文庫

見どころ
粉青色の釉が美しい砧青磁鳳凰耳花生 銘千声。中国・南宋時代(13世紀)の作品

五摂家筆頭による歴史資料の宝庫

藤原鎌足から始まり、平安時代に栄華を極めた藤原道長の系譜に連なる、千数百年の歴史を持つ近衞家。日本の首相を3度にわたって務めた二十九代当主・近衞文麿によって1938(昭和13)年に設立された陽明文庫は、伝来する古文書・典籍類を中心に、さまざまな美術工芸品など合わせて20万点もの貴重な資料(国宝8件、重要文化財60件を含む)を今日まで守り、伝えている。歴代当主の関白記や天皇の直筆文書など、五摂家筆頭の近衞家ならではの貴重資料は国文学者・歴史研究者にとっての宝庫。特に、藤原道長が記した『御堂関白記』全14巻は、朝廷の公事に関するものが中心となっていて、当時の儀事典礼を知る重要な資料となっている。平安以降の貴族文化の美意識が感じられる作品も多く、絵巻・屏風・掛軸などの絵画・太刀・加茂人形・茶杓箪笥などがある。

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クイズ Q

五摂家の五つの家名はそれぞれ何というか。

住所 右京区宇多野上ノ谷町1-2
電話番号 075-461-7550
FAX なし
時間 3月中旬・9月からそれぞれ3カ月間のみ開館(要予約・個人による見学は不可)
休館日 無休
料金 1,500円
交通 市バス 福王子から徒歩約6分
駐車場 なし

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