ゆうひさいこうどうかん
有斐斎弘道館
- 見どころ
- 現代に息づく伝統文化として茶庭や室礼空間などを、四季折々の表情で楽しむことができるほか、さまざまな催しもあり
日本文化を伝える学問・芸術サロン
施設がある有斐斎弘道館は、京都を代表する江戸中期の儒者・皆川淇園(1734-1807)が創設した「学問所」があったところ。現在の建物はその場所に建てられた数寄屋建築で、手入れの行き届いた四季を楽しませる庭園がその建物を包み、いかにも京らしい風情を醸し出す。淇園は「開物学」という独自の難解な学問を始めたことで知られる人だが、それより詩文や書画などにもたけた芸術家、文化人でもあり、当時の円山応挙、与謝蕪村らとも深い親交、交流があった。ちなみに施設名の有斐斎は淇園の号の一つである。施設は、こうした由緒ある学問所址にあらためて淇園にならい、その〈知〉と〈美〉の文化芸術の精神に学び、継承していこうと2009(平成21)年に開設された。以来、大広間、茶室、茶庭など情緒ある空間で茶事をはじめ、江戸時代の教養、能、花街文化などに関するユニークな講座や京菓子をテーマとした催しなどが開かれ、現代版学問所の名を馳せている。
有斐斎弘道館の名前の元となった、江戸時代中期に同じ場所で学問所を開いていた儒学者の名前は?
住所 | 上京区上長者町通新町東入る元土御門町524-1 |
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電話番号 | 075-441-6662 |
FAX | 075-441-6662 |
URL | https://kodo-kan.com/ |
時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 水曜 |
料金 | 見学料2,000円(京菓子と抹茶付き・見学日の3日前までに要予約)・お茶会、講座などはそれぞれ別途料金 |
交通 | 地下鉄烏丸線 今出川駅6番出口、丸太町駅2番出口から徒歩約8分 |
駐車場 | なし |
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