京都迎賓館
- 見どころ
- 座卓の漆や座椅子の蒔絵(桐の間)、花籃と飾り台の竹工芸、螺鈿(聚楽の間)、舞台扉の截金(藤の間)など、伝統的技能を駆使した調度品、京都御所を借景とした庭園
日本の伝統的技能の粋を集めた最高のおもてなしの場
平安京以来の長い歴史を刻み、豊かな文化遺産を有する京都の地で、海外からの賓客を心を込めて迎え、日本への理解を深めてもらって相互の友好促進をと、2005年4月に開設された国の迎賓施設。2016年7月からは通年で一般にも施設を公開、希望者の参観を受け付けている。
京都御苑内北東部、周囲に築地塀を巡らせ、入母屋造りの屋根組で数寄屋造りの和の意匠が随所に施された建物は、日本建築の伝統美と最新の建築技術との融合で「現代和風」の創造を目指すという設計方針から生み出された。正面玄関の扉は樹齢700年の欅の一枚板。接遇時は扉を開いた先に屏風と生け花が配され、もてなしの空間が広がる。各室それぞれに役割があり、ロビーに位置付けられる聚楽の間は、京指物で設えた安楽椅子が並び、賓客随行員の待合場所などに利用されるスペース。夕映の間は大臣会合など会議や立礼の茶席、晩餐会の待合などに供され、東西壁面は日本画家の下絵を基に綴れ織りの技法で製作された作品「比叡月映」「愛宕夕照」で飾られる。同館で最大の藤の間は洋食の晩餐会や歓迎式典に使用され、舞台で舞踊や能、琴の演奏など日本の伝統芸能が披露されることも。桐の間は和食を提供する「和の晩餐室」。食事中、芸舞妓による日本舞踊などが宴席に花を添える。屋外に目を移すと、「庭屋一如」の思想に貫かれた、周りの建物に溶け込むように配された庭園が広がり、池には和舟も用意され、海外賓客に「舟遊び」を楽しんでもらう趣向も。
約90分で館内を見て回るガイドツアーは、「もてなしの空間」の雰囲気を味わうことに加え、各所の調度品に施された漆、螺鈿、蒔絵、截金などの伝統的技能の名人技を味わって歩く楽しみもある。
正面玄関
聚楽の間か夕映の間
庭園
| 住所 | 京都市上京区京都御苑23 |
|---|---|
| 電話番号 | 075-223-2301 |
| URL | https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/ |
| 時間 | 9:30~17:00(15:30受付終了) |
| 休館日 | 原則水曜日(HPで要確認) |
| 料金 | ガイドツアー(HPからの事前予約優先。空きがあれば当日受付可) 一般2,000円 大学生1,500円 中高生700円 |
| 交通 | 京都市バス府立医大病院前バス停から徒歩約7分 京都市営地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩約15分 京阪出町柳駅から徒歩約20分 |
| 駐車場 | あり |
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