きょうとこくりつはくぶつかん
京都国立博物館
- 見どころ
- 江戸時代初期の京都における公家文化の伝統を受け継いだ数寄屋造の茶室・堪庵の見学も可能
古都・京都の文化財を守る
明治の始め、破壊や散逸の危機にさらされた文化財の保護を大きな目的とし、1897(明治30)年に帝国京都博物館として開館。赤レンガ造りの明治古都館は、赤坂離宮などを設計した宮廷建築家・片山東熊の設計によるもので、正門とともに重要文化財に指定(現在、展示は休止中)。2014年にオープンした平成知新館は世界的な建築家として知られる谷口吉生氏の設計により、穏やかな外光がグランドロビーを満たす開放感のある建築となっている。所蔵品は、日本をはじめとする東洋の美術品が中心。時代・分野とも非常に多岐にわたり、その内訳は古墳時代の考古学資料・染織品・陶磁器・彫刻・絵画・書跡・蒔絵・鎧・刀剣などである。特に、京都の社寺から寄託されているものが多く、中には国宝・重要文化財も少なくない。広々とした野外庭園は四つのエリアに分かれ、平安時代の石仏や鎌倉時代の石塔、数奇屋造の茶室・堪庵、ロダンの「考える人」などを展示している。

平成知新館

数奇屋造の茶室・堪庵
住所 | 東山区茶屋町527 |
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電話番号 | 075-525-2473(テレホンサービス) |
URL | https://www.kyohaku.go.jp/ |
時間 | 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)、特別展期間中などは変更する場合あり |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始 |
料金 | 名品ギャラリー:一般700円・大学生350円 、特別展は別料金 |
交通 | 京阪 七条駅から徒歩約7分/市バス 博物館三十三間堂前からすぐ |
駐車場 | あり(有料) |
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