京都嵐山オルゴール博物館

見どころ

居眠りをして慌ててランプを点けるオートマタ。ヴィシー「ピエロ・エクリヴァン」1895 年

優美なランプを灯した時代へ

スイスのオルゴールメーカー・リュージュ社の創業者で世界有数の収集家ギド・リュージュ氏のコレクションを引き継ぎ、総コレクション数2000点の中から100点以上を展示。時期によって展示内容を変更しながら解説、実演している。18世紀に時計職人アントア・ファーブルの手によって発明・製作された世界最古のオルゴールや、ナポレオンがオーストリア戦争の勝利を祝い、将官たちへのほうびとして作らせた「オルゴール付き嗅ぎ煙草入れ」、マリーアントワネットが愛したオートマタ「猿の楽団」など珍しい逸品を見ることもできる。オートマタとは自動人形のことで、ぜんまいを巻いて動かすと、音楽に合わせて人形が文字を書いたり楽器を演奏するしぐさを見せる。館内には、オルゴールショップも併設している。